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スズキ「ジムニー」は5ドアの「ノマド」追加でどれだけ販売台数を伸ばしたのか? 発売1年の販売状況を振り返る

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待望の5ドア「ジムニー ノマド」。1月30日には一部改良を発表し7月1日より発売する
待望の5ドア「ジムニー ノマド」。1月30日には一部改良を発表し7月1日より発売する(写真:スズキ)
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そうした要望に応えたのが2025年4月3日に発売になった「ジムニー ノマド」だ。ジムニー(3ドア)の登録車版が「ジムニー シエラ」であり、さらにその派生版となる5ドア版がジムニー ノマドとなる。

登録車となるシエラはオーバフェンダーとワイドタイヤを装備(写真:スズキ)

生産は、スズキの第2の本拠地とも呼べるインド。逆輸入車となるが、人件費の安いインド製のため、価格は265.1万円~とお手頃なものとなった。発売時の月間目標販売台数は1200台だ。

発表数日で3年半以上分の注文が殺到

1月30日のジムニー ノマド発表会には筆者も参加したが、その時に感じたのは「月間1200台はあまりも少ない」ということだ。案の定、ジムニー ノマドには注文が殺到。わずか4日後の2月3日には、スズキから「ご注文停止のお詫び」が発表される。

なんと数日の注文が5万台を超えてしまったという。当初の予定からすると、3年半分もの注文だ。のんびり注文してしまうと、納車が3年も4年も先になってしまう。注文停止は、当然の措置だろう。

あまりの人気から中古市場では一時期、400万円以上の値がついた(写真:スズキ)

それからさらに3カ月後となる5月末には、スズキから「増産を開始」が発表された。日本向けの現地生産を、約3倍弱となる約3300台に増やしたというのだ。

その結果、積み上がった受注分も解消のメドが立ったようで、26年1月30日に注文が再開された。ただし、2月末までの注文に関する納車は抽選順になるという。発売最初の1カ月を逃し、ジリジリと注文再開を待っていた人たちの熱量に対する配慮だろう。

ちなみに、26年3月1日からは通常通りの注文が可能となっている。ただし、3月以降の注文の場合、発売直後と、その後の26年2月注文分の納車が解消された後になるはず。まだまだ長い納期待ちを覚悟しなければならないことには変わりない。

まだまだジムニー ノマドは、品薄感の強い製品と言えるだろう。

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【昔からのジムニーシリーズそのものの走り】

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