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キャリア・教育 #ミスコンのその後──“大学の顔”だったあの人はいま

「即戦力になれる」と思ってたが…横市ミスコンで優勝、在学中から個人事業で稼いだ27歳彼女が就職で知った"自分の実力"

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兼田さん
挫折しつつも前進を続ける彼女が語る「ミスコン出場から得たもの」とは?(写真:筆者撮影)
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そんな兼田さんの努力は、徐々に形となっていった。退職直前には、同時に5つのクライアントを抱えたり、案件によってはPMを任されたりと、コンサルタントとして確かな実力をつけていた。

新天地で「納得のいくポジション」をつかめた理由

新卒入社した会社で数年勤務した兼田さんは、昨年お菓子メーカーにマーケティング職で転職した。

「コンサルタントとして経験を積ませていただいてから、徐々に『事業会社に入って、特定の商材に絞ってマーケティングに携わりたい』と思うようになったんです。なので、思い切って転職することにしました」

現在はブランド担当者として、商品の企画からパッケージのデザイン、販促まで一気通貫で担当している。当然苦労することも多いが、「自分の手がけた商品が世に出る喜びは、何物にも変えがたいもの」だという。

新卒入社したコンサルティング会社に数年間勤務したのち、昨年、お菓子メーカーにマーケティング職で転職した(写真:筆者撮影)

兼田さんが今のポジションに就けているのは、前職での経験が関係していることは間違いない。しかし、それは遡れば個人事業主時代の経験、ひいてはミスコンでの経験も関係しているだろう。

「前職では、クライアントの役員クラスと会話することも多かったんですが、1年目でも物怖じせずに発言できていました。あとは、初対面の人と関係性を構築するのも苦手に感じたことはなかったです。そうなれたのも、いま思えばミスコンで人前で話す経験をできたからだと思います」

兼田さんは1年生でミスコングランプリを受賞し、一度は芸能の道を目指した。しかし、自分の実力不足を痛感し、挫折を経験した。そして、その後に勤めた会社でも、今まで磨いてきたスキルが通用せず、再び挫折を味わった。

マーケターとして日々奮闘する兼田さん。ミスコンという場で、自分という「商品」をいかにアピールするかを考えてきた経験が、今活きている(写真:筆者撮影)

だが、兼田さんはそれらの挫折があったからこそ、今は自分の好きな仕事に携わり、納得のいくキャリアを歩めている。

「改めて振り返ると、今の私のキャリアはミスコンに出ていなかったら叶っていなかったと思います。ミスコンに出るのはギリギリまで悩んでいたんですが、あのとき出る決断をして本当によかったです」

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