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フェイクと詐欺があふれる時代に池上彰が怒った——SNS型投資詐欺とニセ警察詐欺の深刻実態《日本は対策がまだ甘い》

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池上彰さん
愛知県警のYouTubeで「私は投資の商品の宣伝なんかしません! 」と呼びかける池上彰氏(画像:YouTube「愛知県警察公式チャンネル」より)
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日本の参院選でも、ロシアからの介入があったのではないかと言われていますが、その形跡はあるものの証拠がまだ見つかっていません。日本は海外からのデマへの対策がまだ甘いのです。

日本語が、文字や言語的に特殊なので、これまでは海外からの「認知戦」の攻撃が少ない、あるいは見破りやすい状況でした。

海外には日本語が流暢(りゅうちょう)にできる人が少ないので不自然な日本語になってしまったり、中国と日本とで使っている漢字が異なっているので、中国で使われている漢字「簡体字」が紛れ込んでいるとすぐに「これは中国からの情報だな」とわかったりします。

とはいえ、生成AIがこれほど発展してきたことで、今後は自然な日本語による「認知戦」の攻撃が行われるでしょう。

詐欺メールなども見破りにくくなる可能性が高まっています。既に詐欺メールはどんどん巧妙化しています。企業のロゴを無断利用したり、メールアドレスを公式のものに似せてきたりして、日本語の流暢さとともに見破りにくくなっています。

私も詐欺メールに引っかかりそうになった

実は私も先日、Amazonを名乗る詐欺メールに引っかかりそうになりました。クレジットカードを紛失し、新しくしたタイミングで、たまたまでしょうがAmazonからと称する「登録しているクレジットカード番号の再確認をお願いします」というメールが来たのです。

『法で裁けない正義の行方』(主婦の友社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

そうかと思ってクリックした瞬間に、コンピュータウイルス対策ソフトが発動し、「詐欺メールの可能性があるのでこれ以上開かないでください」という警告画面が出て、なんとか詐欺の被害を免れることができました。

すると、テレビ番組で共演しているあるタレントさんが、まったく同じ詐欺メールに引っかかってしまったと話していました。Amazonからのメールだと思ってクレジットカード番号を入力すると、翌日には誰かに買い物をされてしまっていたそうです。

人の目で見破りにくくなっている以上、コンピュータウイルス対策ソフトをパソコンやスマホにきちんと入れて、常に最新のものにしておくことも大切です。

ひょっとして詐欺かも…不安を感じたら相談電話「#9110」へ(画像:警察庁 特殊詐欺対策HP

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