ステージ4の患者さんでも生き残る可能性があることを示すのです。つまり、長期生存の希望になります。
ほかの免疫チェックポイント阻害薬でも、オプジーボ同様の効果が確認されています。医療は進歩するのです。標準治療が最良の治療ではないことがオプジーボの例を見ても、明快にわかります。
※悪性黒色腫:皮膚がんの一種でメラノーマとも呼ばれる ※2次治療:抗がん剤治療において最初に使用した抗がん剤からの次の治療
オックスフォードで学んだこと
私がオックスフォード大学大学院で免疫学を学んでいた当時(1993~1998年)は、T細胞※を刺激する(アクセルを踏む)ためには、副刺激※が必要なことが、ぼんやりとわかり始めていた頃でした。
T細胞への主刺激※は、T細胞受容体とそのリガンド(相手方)です。そのリガンドは、MHCという移植時の拒絶反応に強く関わる分子に乗った10個前後のアミノ酸です。その主刺激だけではT細胞は活性化されず、副刺激の必要性が解明されていました。
そんな研究の中で、たまたまプログラムされた細胞死※(Programmed Cell Death)に関わる物質として同定されたものが、PD-1です。
PD-1に対する抗体の1つがオプジーボでした。
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【オプジーボが効くメカニズム】
