トランプ米大統領がイランとの戦争に踏み切った背景にあった外部からの圧力とは?「イエスマン」ばかりの限界も露呈

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トランプ大統領(写真左)、ヘグセス国防長官、ケイン統合参謀本部議長、大統領執務室運営責任者ウォルト・ナウタ氏、レビット報道官Source: Bloomberg

トランプ米大統領がイランとの戦争に踏み切った決断の背景には、外部からの圧力が一因としてあった一方、ホワイトハウス内のチームは比較的控えめな姿勢にとどまっていた。これは、2期目のトランプ政権の閣僚が大統領を抑制する「ガードレイル」の役割ではなく、むしろ行動を後押しする「青信号」の役割に置き換わったことを浮き彫りにしている。

ルパート・マードック氏が大統領に接触

匿名を条件に非公開の協議について語った関係者によると、トランプ氏に対しイラン攻撃を働きかけていたのは、イスラエルのネタニヤフ首相やメディア王ルパート・マードック氏、一部の保守系論者らだった。関係者の1人によれば、ニューズ・コーポレーション創業者のマードック氏はトランプ氏と複数回連絡を取り、大統領にイランへの対応を促していたという。

一方、関係者によれば、バンス副大統領やルビオ国務長官、ワイルズ大統領首席補佐官ら最側近の一部は武力衝突の可能性について比較的控えめな姿勢を取っていた。

ただ、この決定が不適切だと大統領に直接進言した者は、ほとんどいなかったか、あるいは全くいなかった。関係者によると、ワイルズ氏は大統領が選択肢を十分に理解できるよう努め、バンス氏は高官らに対し戦争の可能性について大統領に率直に意見を述べるよう求めた。攻撃前の非公開会合では、バンス氏は戦争がどのように進むのかについて質問を投げかけていたという。

国務省のピゴット報道官は「事情を知らない人が、あたかも知っているかのように振る舞うという、よくある話だ。分裂は存在しない。トランプ大統領は世界をより安全にしており、政権は一丸となって取り組んでいる」と述べた。マードック氏の代理人はコメント要請に直ちには応じなかった。

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