中学受験回避、効率を求めて「小受沼に引きずり込まれた」はお得か?《小学校受験のコスパとタイパ》

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面接を受ける保護者と子ども
小学校受験の準備で毎月の月謝に20万円以上を投じる家庭は珍しくない(写真:Fast&Slow / PIXTA)

中学受験の過熱化が止まらない。2026年入試は、中学受験者数5万2050人で受験率は18.06%(首都圏模試センターの集計)と首都圏を中心に過酷なレースとなっている。

その苦労を回避するために、より早期の「小学校受験」へ路線を変更する家庭が急増している。

中学校受験の過酷さに対する「リスクヘッジ」としての小学校受験。そこには、投資対効果(コスパ)と時間対効果(タイパ)を求める、現代の親たちの戦略が見える。

しかし、現場で起きている現実は、予定どおりにはいかない。効率を求めて参入したはずの親たちが、なぜ「小受沼」に引きずり込まれ、結果として非効率な結末を迎えるのか。最新の入試傾向から、真に報われる小学校受験のあり方を考える。

中高の塾代が浮く?小受は本当に安上がりなのか

まず、経済的な側面から見てみよう。「私立小学校に進学すれば、中学・高校受験の塾代が浮くため、トータルの教育費は抑えられる」という言説があるが、実態は大きく異なる。

小学校受験の準備にかかる費用は、毎月の月謝で20万円以上を投じる家庭は珍しくなく、年長の夏期講習の時期にはひと月200万円を超える支出になることもある。

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