そごうの破綻からおよそ26年が経った現在、新たに生まれ変わり賑わっている施設もあれば、苦戦している施設もある。「スパークルシティ木更津」や「サンヴェル」は、そごうの跡を残しながら廃墟化している。
2つのモールの廃墟化はそごうの撤退だけが要因ではないが、街の顔である駅前一等地に店を構えていたそごうの破綻が街に落とした影は大きかった。
廃墟モールの誕生は街の盛衰に連動しない
木更津市の人口はアクアライン開通前の96年時点で約12.4万人で、その後微減・横ばいが続いた。08年頃から大幅に増え始め、25年には約13.7万人となっている。(木更津市『人口・世帯数』)
つまり、木更津市自体が衰退しているわけではない。廃墟モールの誕生は必ずしも街の盛衰に連動しているのではなく、本連載で述べている7つの要因に左右されるのだ。
「スパークルシティ木更津」の場合は、①競合施設の存在、②モータリゼーションの進展、⑥運営会社の破綻、⑦核テナントの撤退である。
車社会に対応した大型競合店が繁栄している今、地盤沈下した駅前が活力を取り戻すのは容易ではない。それでも木更津の顔として、市民のための場として再整備されることを願わずにはいられない。
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