"AI製音楽"の再生が「推しの不利益」に繋がるワケ Spotifyは1年間に7500万曲以上の「スパム楽曲」を削除

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生成AIで作られた低品質のコンテンツがあふれている(写真:kyokyo/bPIXTA)

爆発的人気の「トゥントゥントゥンサフール」

YouTubeやSpotify、Amazonなどのプラットフォームは、生成AIで作られた低品質のコンテンツであふれている。その多くは収益目的で自動的に作られたものであり、ユーザーにもプラットフォームにも混乱を引き起こしている。

生成AIは優れたものも作り出すが、くだらない低品質なものも多数生み出している。その代表的なものが「AIスロップ」であり、その一部がブレインロットとなる。

AIスロップとは、生成AIで大量生産的に作られた低品質で中身がないコンテンツのこと。スロップとは「くず」「残飯」を意味する言葉で、主に広告収入目的に作られたものだ。

2024年に「シュリンプジーザス」という身体がエビでできたイエス・キリストの生成AI画像がFacebookで拡散したが、このようにシュールで意味がないものと考えてもらえばいい。

意味のない刺激的な画像と台詞で構成されたものには、脳が腐るほど中毒性がある、いわゆる「ブレインロット(Brain Rot、脳が腐るの意)」型コンテンツも多い。

ブレインロットの代表的なものが、トゥントゥントゥンサフールだ。生成AIが作り出したバットを持った木製の生き物は、TikTokやYouTube等に頻繁に登場するようになり、その癖になる不気味さで一世を風靡した。

昨年、子どもたちの間で爆発的な人気を博し、小学生が連日のように関連動画を見ていたと聞く。カラオケやグッズ化までする人気ぶりで、AMFの「JC・JK流行語大賞2025」のモノ部門でも5位にランクインした。

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