決定的だったのは、ある時ふと「これ以上は無理だ」と感じた瞬間です。
体は動くのに、気持ちが前に出てこない。台本を読んでも集中できず、企画の話を聞いてもワクワクしない。
それでも最初は、「もう少し頑張れば抜ける」と自分に言い聞かせていました。
でも、その考え自体が間違いでした。
心が疲れている状態で無理を続けると、判断も感情も鈍っていきます。
「このままでは、仕事も人間関係も壊れてしまう」と感じて、初めて立ち止まる決断をしました。
心を回復させるために、まずやめたこと
立て直すために、僕が最初にやったのは、新しいことを始めることではありません。「やめること」を決めることでした。
仕事の量を整理し、すべてを自分一人で抱え込むやり方をやめました。
すぐに成果が出たわけではありませんが、心の負担は確実に軽くなっていきました。少し余白が生まれたことで、ようやく自分の人生を俯瞰して考えられるようになったのです。
本でも書きましたが、僕が大切にしている習慣が2つあります。
ひとつは、自分の人生のビジョンを定期的に思い描くことです。
忙しさに流されているときほど、「この選択はどこにつながっているのか」を意識的に考える。その視点を持つだけで、判断が驚くほどシンプルになりました。
もうひとつは、小さな挑戦を続けることです。
大きな決断ではなく、あえて小さな一歩を積み重ねる。それが心の回復には一番効果がありました。
ADACHI HOUSEの活動も、最初から順調だったわけではありません。
それでも仲間と一緒に試行錯誤を重ねる中で、少しずつ心のエンジンが戻ってきたのを覚えています。
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【疲れているときは止まる判断ができない】
