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《「五月病」を防ぐ》仕事は好調でも、なぜメンタルは壊れる…?「心を壊さない働き方」を、克服したプロデューサーが解説

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心が疲れてくると、最初に壊れるのは判断の質です(写真:polkadot/PIXTA)
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心が疲れてくると、最初に壊れるのは「判断の質」です。

大きな失敗をするわけではない。ただ、小さなズレが積み重なっていきます。

当時の僕は「仕事を断る」という選択肢をほとんど持っていませんでした。

「求められるなら応えたい」「期待されているなら裏切りたくない」その思いだけでスケジュールを埋め続けていました。

本当は一度立ち止まって考えるべきタイミングだったと思います。

でも忙しさの中では、その余裕がありません。

気づけば「やりたいかどうか」ではなく、「できるかどうか」で判断するようになっていました。

忙しさは「心の異変」を見えなくする

厄介なのは、忙しい状態が続くと、それ自体が安心材料になってしまうことです。

予定が埋まっていると、前に進んでいる気がする。評価されている実感もある。

でも実際には、ただ消耗しているだけでした。

東京での収録や舞台稽古を終え、そのまま地元に戻って打ち合わせをする。移動中も次の段取りのことを考え、頭は常にフル回転です。

その生活が続くうちに、人の意見を冷静に聞けなくなっていきました。

少しの指摘に過敏に反応したり、余裕のない言い方をしてしまったりする。今思えば、それは完全に「心が疲れていたサイン」でした。

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【「もう少し頑張れば抜ける」】

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