数年前「マック前にウーバー配達員が…邪魔だな」→現在「あれ、見なくなったな」 ウーバー配達員が「マック前から消滅」した”意外な真相”
ところがどっこい。コロナによる自粛制限が解除され、デリバリー需要が減った。さらに近年のインフレ、物価高により「デリバリー離れ」の状況が深刻化している。
今のウーバーは昔(コロナの頃)と比べると1/3程度しか稼げない。割のいい仕事から割のよくない仕事へ……。ここ最近は時給換算すると400~500円になることや、1時間の内に1件も仕事がこない「時給0円」の時間帯も珍しくなくなった。
これは雨の日も同じで、例えば私は2025年6月の雨天時、2時間以上も連続で、配送依頼がゼロだったことがある(このときは虚しい気持ちに襲われた)。
待っても待っても配送依頼がこない今、わざわざ屋外で待つ理由などあるだろうか。エアコンの効いた室内でゲームやテレビを楽しみながら、ダラダラと待っていたほうがよっぽど生産的だろう。その方がQOL(Quality of Life)も高くなる。
「外で待とうが家で待とうが、配送依頼の数に大差はない」
「自宅地蔵をして、もし依頼があればラッキー」
「いい条件の仕事が来るまで、自宅でのんびり過ごそう」
このように考える配達員が増加した結果、自宅地蔵する配達員の数が増えたのだろう。そしてマクドナルドの前からウーバー配達員が消滅した。
しかし自宅地蔵は、残念ながらサービス利用者からするとデメリットが多い。
「ウーバー遅すぎ」は今後加速していく?
当たり前の話だが、配達員が飲食店へ移動する時間が長くなれば、その分だけお届け先に到着する時間も長くなる。出来立ての料理を提供する頻度も減るだろう。サービス利用者からすると、配達員の自宅地蔵にメリットはない。
SNSの投稿には「なんだか最近ウーバー来るのが遅い気がする」「到着予想時間を1時間超えてるんだけど」「配達員が動かない」など、サービス利用者からの不満の声が確認できる。
これは私の推測だが、自宅地蔵は「配達員が出発するまでの時間」も要する傾向にあるのではないか。
例えば私の場合、自宅マンションで待機中に配送依頼があった際、駐輪場に向かうまでに2~3分ほどの時間を要している。エレベータを待つ時間など、外で待機しているときと比べてどうしても時間がかかってしまうのだ。
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