【朝ドラ あんぱん】やなせたかし「戦地で紙芝居」ウケた訳 現地の大人も子どもも大笑い いったいなぜか?

※写真はイメージです(写真:mitchii / PIXTA)
NHKの連続テレビ小説「あんぱん」が、放送回を重ねるごとに注目を集めているようだ。漫画家のやなせたかしと妻の暢(のぶ)をモデルにした物語である。やなせたかしといえば、子どもたちに人気の「アンパンマン」の作者として知られているが、ブレイクしたのは69歳のとき。30代でマンガ家デビューを果たして以来、長く不遇の時代を経験している。遅咲きだったやなせたかしは、いかにして飛躍したのか。『大器晩成列伝 遅咲きの人生には共通点があった!』の著者で偉人研究家の真山知幸氏が解説する。
SNSでも話題になったやなせの「居眠り」
「成績は中くらいで合格だったが、居眠りが原因だ。気を落とさずに頑張れ」
やなせたかしは「甲種幹部候補生」(甲幹)と、予備役下士官となる「乙種幹部候補生」(乙幹)に区分されるときに「乙幹」になっている。病馬棟で寝ずに番をする役目だったのに、うっかり居眠りをしてしまったからだ。
NHKの連続テレビ小説「あんぱん」では、この居眠りシーンを再現。筆者がSNSのXで「たかしの試験前の居眠りは嘘みたいな話ですが、やなせたかしさんの実際の体験であり、史実です笑」と発信し、前回記事を紹介したところ「つくづく嵩は試験運がない」「嘘でしょ?ってとこに限って史実」と驚きの声が寄せられた。
自身でもこんなふうにユーモラスに振り返っている。
「さて、恥をいうが病馬棟の不寝番に立たされたぼくは、うっかり居眠りして(今でもしょっちゅう居眠りをするが)、週番士官にとがめられ、それが原因で甲幹に不合格で乙幹になってしまった」
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