芝浦電子がヤゲオに再び質問状、外為法「クリア」の根拠提示を要求

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(写真:ブルームバーグ)

芝浦電子は5日、同社株の公開買い付け(TOB)を進める台湾のヤゲオに、再び質問状を送ったと発表した。買収に必要な「外国為替及び外国貿易法」(外為法)に基づく申請について、日本政府から承認を得られる見込みとするヤゲオに対し、根拠を提示するよう求めた。

発表資料によると、ヤゲオが情報の機微性を理由に回答しなかった経済産業省との協議内容に関して、TOBの実現可能性を検証する上で極めて重要だとして改めて回答を求めた。芝浦電子は12日までの返答を求めている。

同社は5月にも、承認取得の可能性に疑義が生じているとして、質問状を送っていた。その後、ヤゲオは経産省との協議が着実に進んでいるとして、外為法に基づく届け出を再度提出。TOB期間の末日までに承認を得られる見込みだと2日に明らかにしていた。

両社を巡っては、ヤゲオの提案後にホワイトナイトの位置づけでミネベアミツミがTOBを実施すると表明。ヤゲオはミネベアを上回る買い付け額を提示している。ミネベアは従来5日までとしていたTOB期間を19日まで延長した。

著者:古川有希

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