「自分の身は自分で守らないといけない」新卒入社3カ月で退職代行を使った彼女の"その後"
現在の職場は風通しがよく、働きやすさを実感しているという。
「出社時間が遅い人もいますし、アルバイトしながら夢を追いかけている人もいます。以前の職場は規則で固められていました。明文化されていない慣習も多かったんです。例えば、オフィスカジュアルでの出社が許可されているのに1年目は必ずスーツを着ないといけませんでした。そのことに疑問を持つ自分は社会人として失格だと思っていたのですが、そうではないことに気づきました」
「正社員にならないか」との誘いもあったが…
瑠奈さんは人文系の大学院を修了しているため、出版社で本に携われることに楽しさを覚えているそうだ。ただ、好きな業界であっても、正社員として働く不安はいまだに残っている。
「いまの職場で働き始めて3カ月が経った頃、『正社員にならないか?』と誘っていただいたんです。ただ、プライベートでやりたいこともあるので断りました。最初、正社員で働いていたときに好きなことができなくなってしまって、その状態になるのが怖かったんです。もう半年くらいアルバイトとして働いたら、契約社員や派遣社員など固定給をいただける働き方へ変えたいと思っています」
最後に「退職代行を使用してどうでしたか」と尋ねると「使ってよかったです」と瑠奈さんは即答した。
「辞めるときは引き継ぎをして、お別れもしっかり告げたいと思っていたので、退職代行を使うなんて予想していませんでした。ただ、限界が来ると使わざるをえないんですよね。自分の身は自分で守らないといけないので、メンタルを壊すくらいならサービスを活用したほうがいいと思います」
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