また、ネガティブなコメントをポジティブに返すことができる人は、まちがいなく視聴者からの信頼を集めます。言葉の力で空気を変えるのも、ライブクリエイターの腕の見せどころです。
視聴者が増えてくると、コメントも一気に増えます。すべてに反応しようとすると、配信のリズムが崩れたり、内容が軽くなったりしてしまいがちです。
大切なのは、自分の配信にプラスになるコメントを選んで拾うこと。たとえば、同じような内容のコメントが複数あったら、それをまとめて1つの話題として展開する。これだけでも、会話に“深み”と“まとまり”が生まれます。
なかには、ライブクリエイターの対応力を試そうとするコメントもあります。たとえば、常連さんが初見のふりをして「はじめまして」と書き込み、こちらが素直に「はじめまして」と返すと、「覚えてないの?」と怒られてしまうケースなどです。
こうした場合も、コメントのすべてを真に受けず、冷静に距離感を保つことが大切です。
コメントを1つ読んだら、すぐに次を読むのではなく、そこから話を膨らませてみましょう。あるひとことからエピソードを広げたり、リスナーに問いかけをしてみたり。 その間に次のコメントを探せば、“ずっと会話が続いている”自然な流れを作ることができます。
コメントはライブ配信の命です。けれど、すべてに反応する必要はありません。自分の配信の軸を持ち、リズム感を大切にしながら、選んで拾う。
そうすることで、視聴者との心地良いコミュニケーションが生まれ、あなたらしい空気感のある配信が作られていきます。
ファンに言ってはいけない言葉
ライブ配信で成長できるかどうか――それは、ギフトに対する考え方1つで大きく変わると私は思っています。
最初にファンの方からいただいたギフトのうれしさを、私は今でも覚えています。それまで時給1000円でカラオケ店のアルバイトをしていた私にとって、それはとても大きなお金に思えました。
ライブクリエイターとして生活するようになり7年目に入りますが、ギフトに対する感謝の気持ちは、今もまったく変わりません。
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