【全国制覇→倒産】儲からない中小企業の社長に欠けている“視点” 目標数字を達成した後に「業績低迷」する会社が多い理由

社長は、3つの視点をすべて持ち、臨機応変に切り替えながら社内外を見て経営判断を下していかなければなりません(写真:asu0307/PIXTA)
目の前のさまざまな問題に対処するのに手一杯という中小企業の社長は少なくないのでは。ですが、経営者向けの塾を運営する大坂靖彦氏は、「社長が常に目先のことに追われていてはいけません。社長は社長にしかできない仕事をすべきです」と言います。『中小企業のやってはいけない危険な経営』から一部抜粋・再構成のうえ、中小企業の社長が持つべき視点について解説します。
社長が「モグラ叩きゲーム」に必死になってはいけない
経営者に必要な3つの視点、「鳥の目、虫の目、魚の目」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
鳥の目とは大所高所から経営全体を俯瞰し、長期的な視野に立って物事を判断することです。
虫の目とは、細かいところに小さな不備がないか、現場に這いつくばってチェックして発見する視点です。
そして魚の目とは、今、世の中の時流がどう動いているのか、その流れを察知して、流れに乗って進んでいくための視点です。
社長は、この3つの視点をすべて持ち、臨機応変に切り替えながら社内外を見て経営判断を下していかなければなりません。
ところが、中小企業の社長によくあるのが、虫の目ばかりが発達してしまうことです。
どんな会社も日々さまざまな問題が発生し、それを解決していかなければ経営は成り立ちません。
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