「数に強い東大生」が子供のころ遊んだ計算ゲーム 「4つの4」と「四則演算」で「1~5」を作ってみよう

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4を4つ使って4を作るのは、「4」なんてたくさんあるから簡単だろうと考えがちですが、意外と難しいです。4を3つ使って4を作るのは「4÷4×4」でも「4+4-4」でもなんでもできますが、4つとなるとなかなか思いつかないかもしれません。

そんな中で、「4×0=0」を使うと、答えが出ます。「4×(4-4)=0」で一度0を作れば、そこに「+4」をして4を作ることができるのです。

最後に、4を4つ使って5を作ってみましょう。これも難しいですが、「20÷4=5」を利用して、3つの4を使って20を作ればよいとわかると、答えが出ます。「4×4+4=20」なので、「(4×4+4)÷4=5」となるわけです。

このように、いろんな組み合わせ方を駆使することで、1〜5までの数を作ることができるのです。

「6~9」にも挑戦してみよう

ちなみに、この要領でいけば、「(4+4)÷4+4=6」「4+4-4÷4=7」「4+4×4÷4=8」「4+4+4÷4=9」というように、1~9までの数を作ることができるのですが、10は作ることができないと言われています。

四則演算をしているだけなのに、同じ数の組み合わせからこんなにもたくさんの数を作ることができるわけですね。

こういう数を使った計算を小さいころから何度も楽しく実践していると、大人になってから計算が速い子に育つのではないかと思います。

またそれ以上に、順番や組み合わせ方を工夫して粘り強く思考する能力は、数学と関係ない分野においても重要になってくることでしょう。ぜひ、みなさんこれらの問題を楽しんでみてください。

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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