日本銀行が7月31日に利上げを決定した後、日経平均株価は8月5日に前営業日比で12.4%の急落となった。そこから反転上昇してきたが、7月31日終値3万9101円をまだ上回ることはできていない。
一方、日経平均株価を構成する225銘柄の状況を見ると、各銘柄の値動きは大きく明暗が分かれている。そこで7月31日終値を起点に8月20日終値までの騰落率の高い順にランキングを作成した。
7月31日終値を上回ったのは56銘柄
首位は住友ファーマで46.9%の上昇となった。2023年3月期から2期連続の営業赤字と苦戦しているが、7月31日に「事業構造改革に伴う早期退職者募集」を発表。改革への期待から、株価は上昇している。
2位はフジクラで34.8%上昇。8月8日に2025年3月期業績見通しの上方修正と配当予想の増額を発表し、好感された。
一方、最下位となったのはSUMCOで27.3%下落。8月7日に2024年12月期の中間決算を発表。営業利益が前年同期比55.5%と急減したことが嫌気された。
全体を見ると、7月31日終値を上回ったのが56銘柄あったのに対し、下回ったのは169銘柄と多かった。
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