連続増配株を長期保有すると、簿価で考えれば、配当利回りは購入時点と比べてじわじわと上昇していく。長らく増配を続けている企業はそう簡単に増配をやめることはないため、長期保有株として狙い目だ。
中でも、増配を続けていながらもPBRが低く、かつ配当利回りの高い銘柄はお買い得銘柄といえる。
来期(25年12月期)も増配となれば35年連続となる花王の今期決算は、逆風にさらされた。構造改革費用の計上により今期の1株益は前期183.3円から88.2円に急減。ところが2円増配の150円配を計画している。
1株配当が1株益を上回る「タコ配」を行ってでも、経営陣は連続増配を重視しているわけだ。
ちなみに花王のライバルである日用品世界最大手の米プロクター&ギャンブル(P&G)は、前期(23年6月期)まで67年も連続で増配している。上には上がいるのである。

