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キュライオ 17|クライオ電顕で創薬に新風

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濡木教授から「一緒にやりたい、と言ってもらえた」という中井氏は31歳の若さ

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高精度な3D解析が武器

[設 立]2019年8月
[資本金(資本準備金含む)]3億8000万円
[社員数]8人
[代表者名]中井基樹
[所在地]東京都文京区本郷

17年のノーベル化学賞で著名なクライオ電子顕微鏡を使った構造解析は超革新的技術のため使いこなすのは難しい。が、東京大学の濡木理教授らは独自の撮影・解析技術で、世界で初めてタンパク質の構造を高精度かつ3Dで可視化した。このノウハウをキュライオに移植し、創薬事業を展開する。

タンパク構造の可視化で創薬の迅速化を目指す

CEOの中井基樹氏はバイオ専門家ではないが、DeNA、ITベンチャーCFO、自ら起業と、豊富な経験がある。ITでの起業に限界を感じていたとき、経営者を探していた濡木教授と出会う。「教授とタッグを組み、バイオベンチャーで日本を元気にしたいと考えた」(中井氏)。すでに新型コロナ治療薬の共同研究など複数案件を抱える。

新薬開発だけでなく、既存薬の毒性低減のための分子設計も可能という。対象疾患は絞らず、今までは難しかった医薬品をつくり出していく。

資金調達も順調。今年6月には小野薬品工業や旭化成、新日本科学グループのGemsekiなどから3.1億円を調達している。「3~5年のうちにIPOを目指す」(中井氏)心づもりだ。

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