「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020」がこの夏、開催される。今年3月の開催発表後は、新型コロナの影響で4月のチケット発売が延期され、7月の実施自体、危ぶまれていた。全公演“ライブ配信+有観客”のハイブリッド開催という変則的なスタイルで行われるというが、久々の明るいニュースだ。
コロナ禍により、3〜4月の「東京・春・音楽祭」で3月半ば以降に予定されていた多くの公演が中止となったのをはじめとして、5月の「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」、そして6月の「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン」といったクラシックファン垂涎の音楽祭が軒並み中止となった。そんな中、 夏の風物詩的な音楽祭の開催は、沈滞ムードを一掃する清涼剤のようにも感じられる。
「フェスタサマーミューザ KAWASAKI」は、川崎駅前にそびえ立つ「ミューザ川崎シンフォニーホール」を舞台に2005年にスタートしたオーケストラの祭典だ。首都圏の主要オケが顔をそろえるイベントで、今回の顔ぶれは、9つのプロオーケストラに音大オケを加えた10団体(当初の出演予定からは変更があった)。これらのオケが日替わりで登場し、趣向を凝らしたプログラムを披露する。今年は7月23日(木・祝)〜8月10日(月・祝)に17公演が予定され、ここにはピアノ(うち1つは「こどもフェスタ」)やオルガン、ジャズ公演も含まれる。
全公演をリアルと配信で
有観客公演は、1997席のキャパシティーに対し、1公演当たりのチケット販売数を600席前後に限るなど、ソーシャルディスタンスへの配慮の下で実施されるという。また、すべての公演を有料配信でも楽しめる。公演日はライブ配信、8月末まではストリーミング配信が予定されている。チケット販売方法および曲目や出演者、関連イベントなどの最新情報については、イベント特設サイトに順次掲載される。通常は最短でも3カ月前、長い場合は1年以上前にチケットが発売され、プロモーションを行いつつ本番を迎える。今回、そんなクラシック界の常識を完全に覆された感があるが、以降この経験が生かされる時代がやってくることは間違いない。
当初のポップなキービジュアルも、バッハ、モーツァルトをはじめとする音楽家がマスクを着用した新バージョンに変更され、過去15年間に例のない形での開幕だ。7月9日から東京都内の感染者が連日200人を超えるなど落ち着かない状況だが、感染予防対策を徹底し、久々のリアルコンサートを堪能したいものだ。






















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