
米国と中国の貿易摩擦(trade friction)・貿易戦争(trade war)が世界経済の先行き不安材料となり、株式市場(stock markets, equity markets)の値動きが荒くなっています。超大国が保護主義的な政策(protectionist measures)を振りかざす中、自由貿易体制(free trade system)はどこまで耐えられるのでしょうか。為替相場や企業業績にも大きな影響を与えるだけに、ビジネスパーソンが集まる席で話題になることも少なくありません。
The escalating trade war between the US and China is weighing heavily on the world economy.
激しさを増す米中の貿易戦争が世界経済に重くのしかかっています。
weigh on 〜は「〜に重くのしかかる」。weighはweight(重さ・ウェート)の動詞形で「〜の重さを量る」、「重さが……である」。This parcel weighs 500 grams.なら「この小包の重さは500グラムです」となります。
A weigh on Bのonは「〜の上に」ですから、「AがBに重くのしかかる、AはBの重荷になる」。おまけにheavily(重く)という副詞までついていますから、全体として重く暗い雰囲気を醸し出す文となっていますね。
Further rise in tariffs on Chinese products would weigh on consumer sentiment in the US.
中国製品に対するさらなる関税の引き上げは、米国内の消費者心理を圧迫するでしょう。
これも同じ意味で使われている用法です。tariffは「関税」。ほかの言い方としては、customs tariff、import tariff、import levy、import surchargeなどがあります。levyは「徴収」、surchargeは「追加料金」を意味します。なお、英国ではホテルや携帯電話などの料金・料率のことをtariffということがあります。
My new responsibility as the country manager has just began to weigh on me.
現地法人のトップという新たな責任が、プレッシャーとなり始めてきました。
プレッシャーやストレスを感じるときに使われるweigh onの用法です。例文からは責任の重圧が伝わってきますね。同様に、Something must be weighing on her mind.といえば「何かが彼女の心に重圧を与えているに違いない」という意味になります。
[単語・熟語チェック]
□ escalating 激しさを増す、エスカレートする
□ further さらなる
□ tariff 関税
□ consumer sentiment 消費者心理、センチメント




















無料会員登録はこちら
ログインはこちら