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女はオヤジ化しないと会社で評価されないのか 「誰のための活躍促進?」女性管理職の悲鳴

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イラスト:熊野友紀子

あるメーカーの女性課長Aさんは営業の第一線でバリバリ働いている。だが、実は課長としての肩書は兼務する別部門のもの。「女性管理職は増やしたいが、営業部門で女性をラインの課長に就けるのは時期尚早」という人事部の判断で、中途半端な処遇となった。

勤務時間のほとんどを営業関連の職務に割いているが、「人事評価では評点の半分以上が『課長』としての仕事になっている。しかも、自己評価をはるかに超える点数。女性管理職のモデルケースとしての期待は理解するが、無理にポストを作られているようでモチベーションが下がる」とAさんはため息交じりに話す。

Aさんの会社は保守的な風土で、営業部門に女性を配置するのには長らく慎重だった。女性社員の人事異動自体に消極的で、総合職であっても入社してからずっと同じ部に勤務することが珍しくない。「下手をすると便利に使われて、一つの仕事に縛り付けられてしまう。だから、次にどこに行きたいかを必死に考えて、その部署にスムーズに移れるよう工夫してきた」(Aさん)。

「オヤジ化」しないと会社に評価されない

同期の男性が特段悩むことなく横並びで昇進してきたのを横目に、Aさんはキャリア形成のために知恵を絞ってきた。その結果、管理職に引き上げられたが、現在は「オヤジ化しないと結局は評価されない」と実感している。

本人も長時間の残業や休日出勤に追われる日々だが、「24時間を会社のためにささげるような働き方を当然とする感覚が幹部に根強い」という。女性であっても、管理職になれば「昭和のおじさん」のような働き方が求められるのだ。専業主婦の妻がいて、自分の時間すべてを仕事に投入できる男性社員を前提とする仕組みはいまだに変わっていない。

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