アベノミクスによって最も変わった産業、それはホテルかもしれない。
主因はインバウンド(訪日外国人客)の増加だ。2015年の訪日外国人は1974万人と過去最多を記録、その数はこの2年で実に倍増した。円安のほか、ビザの発給要件緩和など政策の後押しも大きかった。
ホテルからすれば、堅調な国内のビジネス需要に加え、2年で1000万人の新規需要が降って湧いた格好だ。15年の全国の稼働率は前年比1.5ポイント増の83.6%、平均客室単価は同13.1%増の1万4624円に達した(英国調査会社STRグローバル調べ)。「30年に一度の活況が来た」(ホテル幹部) 全国各地でホテル開発も動き出した。特徴は都心のラグジュアリーホテルやビジネスホテルでも高単価帯が目立つこと、そして地方でリゾート開発の動きが出てきたことだ。
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