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有力教授の「副収入事情」 製薬企業から医師に流れるカネ

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製薬業界の自主ルールが医学界で波紋を呼んでいる。昨年から、医師に対して講演や原稿執筆でいくら支払ったかを公開し始めたのである。

「あの人はこんなにもらっているのか」「こんなことまで公開されて……」と、医学部教授や医師の間には、さまざまな感情が渦巻く。

もちろん医師と製薬企業との交際それ自体は何の問題もない。新しい医薬品の情報を得るには製薬企業からのセールスプロモーションが重要な情報源になるし、新しい医薬品の開発のためには、医師と製薬企業との協力が不可欠だ。

だが世の中、そうしたきれい事だけでは決してない。これまでにも、特定の製薬企業から金品を受け取り有利な取り計らいをしたり、研究論文で企業に有利なようにデータを解釈したりすることが頻繁に起きてきた。

欧米の一流の医学専門誌では数年前から、企業から研究費の提供を受けた場合、それを明記することが決められている。研究費の提供動機がクリーンなものであっても、人間の心理は弱いもの。研究者が企業側に有利なように論文データを解釈してしまうおそれもある。そうした疑いを払拭するためにも金銭提供の事実を明記するようになったのだ。

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