大阪・ミナミが「アジア人」で大混雑する理由

もはや異国! データで読み解く「大阪の今」

大阪・心斎橋はアジアからの観光客を中心に、連日、にぎわいを見せている(記者撮影)

大阪の難波や心斎橋界隈の繁華街、通称「ミナミ」は、かに道楽やグリコの看板などコテコテの大阪文化が堪能できるスポットとして知られる。

この大阪を代表する繁華街が今、異様な熱気に包まれている。中国人や韓国人を中心とするアジアからの訪日客で、大混雑しているのだ。特定の日、時間だけ混雑しているわけではない。連日、朝から深夜まで芋を洗うようなにぎわいだ。

関空のLCC増便が追い風に

2016年に日本を訪れた外国人は2012年比で2.9倍に増加。一方、大阪は全国の伸び率を大きく上回り、同4.7倍に拡大している(図表①)。 

背景には、格安航空会社の利用客が増加している点が挙げられる。関西国際空港(関空)では2014年ごろからアジア圏からの航空便が徐々に増加。2017年1月末にはLCC専用だった第2ターミナルビルを拡張し、国際線の乗り入れも増やしている。この関空のLCCに軸足を置いた戦略がうまくはまり、アジアからの訪日客が急増したのだ。

実際、ミナミを歩いていると、ベビーカーを押して歩く家族、大きなキャリーバッグを引きずる青年、肩を組んで歩く若いカップルなど幅広い層の訪日客が群がっている。

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