家に「寝に帰るだけ」の人は成功できない! 数千人の成功者の家を見てきた建築士が語る

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反対に、なかなか現状を抜け出せない人がやりがちなのが、「また、今日も徹夜しちゃったよ」「もう、2日くらい寝ていないかも」などと、まるで寝ないで働くのががんばっている証拠とばかりに、睡眠を削ることです。

「良質な睡眠をとる」、この当たり前のことが、できていない人がとても多いのです。

幸せに成功している人ほど、睡眠の大切さを知っています。良質な睡眠は、肉体的な疲れだけでなく、脳の疲労も回復させます。疲れを蓄積させることなく、翌朝スッキリ目覚めれば、気持ちが前向きになって集中力が高まり、パフォーマンスを最大限に発揮することができるのです。

2.ひとりになれる場所を確保する

忙しさややるべきことに追われて、いつも頭の中がいっぱい。とても、ひとりでゆっくりするなんて、なかなかできないという人が多いかもしれません。

しかし、忙しいときこそ、また、大きな課題が目の前にあるときこそ、しっかりと自分と向き合う場所と時間を確保することが大切です。

成功者は、ほかの用事で予定が埋め尽くされる前に、必ず先に、自分ひとりになれる場所と時間を確保します。そして、現在の状況や自分のやりたいことをしっかりと確認し、実現するためにはどうするべきか、ひとりになってで考えるのです。

日々のやるべきことに集中するのは、価値あることです。しかし、大きな課題を解決するためには、立ち止まって別の視点から見ることも必要です。また、つねに「これから先にどうしたいか」を頭の隅に置くことで、目指すゴールを見失わずに進むことができるのです。

自分専用の部屋をわざわざつくらなくても大丈夫です。自宅であれば、キッチンのテーブルや、パソコンデスクでもいいでしょう。夜の9~0時までなどと時間を決めて、自分だけで使うようにします。

オフィスにいる間でも、特定の曜日の特定の時間帯には、打ち合わせなどを入れず、電話も取り次がないようにしている人もいます。

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