インデックスHLDは日本振興銀行への資金依存を強める

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インデックスHLDは日本振興銀行への資金依存を強める

携帯電話向け情報配信システムなどを手掛けるインデックス・ホールディングスが、日本振興銀行(木村剛・取締役会長)グループへの資金依存を強めている。

3月10日に、日本振興銀行および同社と関係の深いNISグループ<8571>に対して、自身の第三者割当増資を行い約10億円を調達したほか、アジア事業子会社・IAPに対する増資を通じて約50億円を調達した。

このほか、昨2008年12月以降、今年2月までに、子会社の売却や増資を通じて、発表しているだけでも、約25億円を調達しており、すべて合わせると85億円あまりの調達となる。調達資金は連結有利子負債468億円(08年8月期)の削減など、財務体質の改善に充当するという。

増資に伴って連結から外れるIAPの影響や、同10日に発表した有価証券評価損29.47億円の影響を勘案し、「東洋経済オンライン」は業績見通しを表記のように下方修正する。
(丸山 尚文)


《東洋経済・最新業績予想》
(百万円)    売 上  営業利益 経常利益  当期利益
連本2008.08  123,535 2,142 -11,066 -30,177
連本2009.08予 96,000 1,000 0 -3,000
連本2010.08予 81,000 1,500 500 500
連中2008.02  60,524 784 -8,755 -13,232
連中2009.02予 58,000 0 -1,500 -4,500
-----------------------------------------------------------
         1株益¥ 1株配¥
連本2008.08  -13459 0 
連本2009.08予 -859.1 0-200 
連本2010.08予 143.2 0-200 
連中2008.02  -6135 0 
連中2009.02予 -1934 0 

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