続・悩む力 姜尚中著

続・悩む力 姜尚中著

還暦を過ぎた著者は「悲劇的ヒューマニズム」を受け入れたいという。それは「人間が、はかなく死ぬ運命にあることを念頭に」置くからだ。

そこでは、「二度生まれ」がキーワードになる。「人は生死の境をさまようほど心を病み抜いたときに、はじめてそれを突き抜けた境涯に達し、世界の新しい価値とか、それまでとは異なる人生の意味をつかむことができる」。

夏目漱石を例に引けば、前人未到の地平を切り開く意気込みで文学の道を突き進んでいく。そして、人生最大の危機に陥って、生まれ変わった。その道程は作品に如実に反映されているという。

ベストセラー『悩む力』刊行から4年を経て、「幸福のあり方」を見つめ直す。

集英社新書 777円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
ソニー復活の虚実

2017年度は最高営業利益を狙うソニー。しかし、過去10年は経営が苦しく、新規事業の仕込みが十分にできていない。次の成長事業が見つからなければ、再び下り坂が待ち受ける。