「批評家」には退屈な仕事しか回ってこない! 累計6000万部を売った編集者の「仕事論」
「共演NG」のメンバーの存在は、その人の可能性だけでなく、自分の可能性も潰してしまいます。だからこそ僕は、「苦手なヤツ」を作りません。結果が出る確率は、そのほうが絶対に高いからです。
その5:仕事を『仕事』と考えない
「仕事」という言葉は、とても強いイメージ力を持っています。「ミスは許されない」「ふざけてはいけない」「なるべくならやりたくない」……そんな印象を人に抱かせます。
子どもの頃、親から「仕事で遅くなるから一緒にご飯は食べられない」「仕事があるから遊びにはいけない」と言われたことはありませんか? 僕たちは、生まれたときからずっと『仕事』という言葉にネガティブなイメージを植え付けられ、『仕事=つまらない』というマインドを形成したまま大人になります。
だからこそ僕は、仕事を『仕事』と思わないことにしています。
どんな「つまらない仕事」も、たとえば新しいことに打ち込む趣味、目標がある部活動のような気持ちで挑んでいます。退屈な会議だって、普段出会えない人たちとの新鮮な交流の場ですし、作家やイラストレーターとのシビアな打ち合わせは、“強豪校との公式試合”に見立ててチャレンジ精神を鼓舞しています。
もちろん、ただの「思い込み」でしかありません。ですが、仕事を面白くするかつまらなくするかは、自分の考え方で決められるのです。少なくとも僕はその考え方で、担当累計部数6000万部という結果を出すことができたのです。
次回の記事では、「何人ものベストセラー作家に触れて気づいた共通点」についてお伝えします。
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