「3C分析」、常識だけど使えない人が多いわけ

フレームワークとの正しい付き合い方

現状を打破するために役に立つのが、「フレームワーク」です(写真 :Graphs / PIXTA)
個人プレーで結果を残せば認められるのは、せいぜい入社5年目まで。個人で結果を出した次に求められるのは、チームで最高の力を発揮し、結果をつかみとること。
本連載では、新刊『27歳からのMBA グロービス流リーダー基礎力10』を刊行したグロービス経営大学院の講師陣が、どんな組織にも通用する、どんな難問にも困難にも立ち向かえる、強いリーダーになる武器を授ける。

 

結果を出せるリーダーになるための10の武器を紹介(本書の刊行を記念して、セミナーを開催します。詳しくはこちら

「新しくリニューアルした商品の売り上げがまったく伸びていかない……」

たとえば、皆さんがこのような問題を抱えるリーダーだったとしましょう。このような状況に置かれた際、そのビジネスの経験が長ければ長いほど、「おそらく原因はここだ!」という直感(=仮説)が働くのではないかと思います。しかし、本当にその直感は正しいでしょうか。ひょっとしたらほかの可能性はないでしょうか。

実は、当事者であればあるほど、この「正しいのか? 他の可能性はないのか?」という問いかけは、頭に思い浮かびません。もはや特定の原因しか考えられなくなっているからです。

たとえば、「スタッフがちゃんと説明していないのが原因だ」と直感的に考えた場合、おそらく、営業担当者がうまく説明できていないシーンが明確にイメージできてしまっているはずです。いったん脳内にそういったビジュアルイメージを持ってしまうと、「それしかない」と思いこんでしまい、それ以外の可能性を考えることが難しい……。こういったことは、皆さんも日々、身をもって経験しているのではないでしょうか。

フレームワークは視点を無理やり広げるためのもの

こういう状況を打破するために役に立つのが、「フレームワーク」です。

フレームワークには、たとえば「3C」「4P」「ヒト・モノ・カネ」など、数多くのものがあげられますが、こういったフレームワークは総じて「自分が偏りがちな視点を無理やり広げてくれるツール」と言い換えることができます。自分に欠けがちな視点を補ってくれるのです。

そして、そのフレームワークの中でも、ビジネスシーンにおいて頻度高く活用されるものが、「3C」というフレームワークです。

3Cとは、Customer(市場・顧客)-Competitor(競合)-Company(自社)の3つのCの頭文字を取ったものです。

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