「心配性」が仕事における最大のムダである

トヨタの人はどんどん「捨てている」

心配性が仕事における最大のムダ?(写真:liza5450 / PIXTA)
仕事ができる人、早い人には「段取りがいい」という共通点があります。前回記事に続き、トヨタが考える「7つのムダ」についてご紹介しつつ、それらを取り除くトヨタ流のすごい段取りについて『トヨタの段取り』(KADOKAWA)よりご紹介します。

 

前回の記事では、「ぼー」「そわそわ」と待つ時間(「手待ちのムダ」)、また仕事のやり直し(「不良・手直しのムダ」)はトヨタ流のやり方でなくせることをお伝えしました。

今回も2つのムダについてお伝えしますが、その前に、いつものようにチェックリストからやってみましょう。

☑前任者から引き継いだ仕事で、目的がわからないものがいくつかある。
☑納期遅れが心配なので、仕事は極力早く着手する。
☑受信トレーはメールだらけ。何回スクロールしても、不要なメールが続いてげんなり。
☑「思い出の物」はずっととっておきたい。これだけは別腹!
☑持ち物を最低限にしようにも、最適な量がわからない。

「手抜きができない心配症」が最大のムダ!

突然ですが、昨日皆さんがやっていた仕事すべてについて、その目的を明確に答えることはできますか。あるいは、至急で重要な仕事が入ってきた場合でも、そのタイミングで急ぎの仕事をしたでしょうか。もしこの2つの質問への答えが「No」だとしたら、「作りすぎのムダ」が生まれている可能性があります。

「作りすぎのムダ」とは、必要以上の量を作ってしまったり、必要なタイミングよりも早く作ったりすることです。「手抜きができない心配症」というイメージです。

製造現場ではほかのムダを生む原因となる、最も根源的で、最大のムダとも言われています。なぜそれほどまでに問題視されるのか、具体的な事例で考えてみましょう。

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