「結婚コスパ悪い説」の、残念すぎる"勘違い"

死ぬまで食いっぱぐれない、本当の「備え術」

将来設計を「貯金」のみに頼るのは、賢い選択とは言えません(写真:イチゴミナト / PIXTA)
長年コンテンツ業界で仕事をしてきた岩崎夏海氏が、その中で培った「価値の読み解き方」を駆使、混沌とした現代のライフスタイル感をつづります。本記事は岩崎夏海メールマガジン「ハックルベリーに会いに行く」(夜間飛行)からお届け。

 

「老後破産」というのが話題だという。

「天地真理」が激白! 「柳沢きみお」も瀬戸際! 誰でも危ない「老後破産」の共通項を検証する

また、この記事に言及した、こんな記事もあった。

キミは天地真理さんを笑えるか? 他人の苦労を笑う者ほど「明日はわが身」の怖さがわかっていない

これらの記事がどういうことを書いているかというと、「今の時代はさまざまな理由で、あるときから急に収入がなくなったりする。そうして資産がなくなる。それでいながら、体はまだ健康だ。そのため、老後を鬱々と過ごす羽目になる」というものだ。

おカネの利点は、そのまま弱点にもなる

当記事はプレタポルテ(運営:夜間飛行)の提供記事です

この記事を読んだある若者が、自分の老後が不安になったという。そして、「貯金でもしようか」と考えたのだそうだ。なにしろ、今はまったく貯金がないのだという。

しかしながら、貯金はけっして賢い選択とはいえない。なぜならおカネは、資産の中でも最も減りやすく、そのためすぐになくなる危険性が高いからだ。数億円という規模だったらまた別だが、数千万円では、何かことがあったら一気に吹っ飛んだりするので、まったく当てにならない。

それに、おカネは「新たな資産」を形成しにくい資産でもある。それを元手にまたおカネを生む――というのが案外難しい。その意味でも、資産としては非常に頼りない存在だ。おカネの利点はすぐに使えるということくらいなのだが、まさにその利点が、資産としての弱点ともなっているのである。

では、老後に備えるにはどうすればいいのか? 今回は、そのことについて考えたい。まず、もとの記事にも触れられているが、人が収入を得るための方法は、大きく分けて4つある。それは、「労働、資産、家族の援助、社会保障」だ。

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