アマゾン ジャパン

EコマースのビジネスパートナーとしてのAmazonを考える

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――「ログイン&ペイメント」は、どんなカテゴリーの販売事業者が利用しているのですか。

 今年5月のサービス開始にあたって、海外ミュージカルから、オリジナルミュージカルまで年間3000回以上の公演を行う劇団四季、全国1万2000店以上でピザ・寿司・弁当・パーティ・ケータリング・お酒などを注文できる総合サイトの出前館などがローンチパートナーとなりました。

これまでAmazonでは、チケット購入や出前サービスを扱ってきませんでした。しかし、Amazonログイン&ペイメントにより、これらのサービスもAmazonのユーザーに提供できるようになりました。Amazonが重視する「品ぞろえ」が拡充される一方で、販売事業者様も、お客様に安心で便利なお買い物プロセスを提供し、Amazonのお客様を自社サイトの新しいお客様にすることができ、注文成約率も上げることができる。これこそ、まさにWin-Winの関係と言えるでしょう。

現在、このサービスの導入事業社は、200社まで拡大しています。これから先、まだまだ増えるでしょう。私たちが目指しているものは、同じ小売業者として、互いにパートナーの関係を築くことです。その意味で、今後もさまざまな新しいソリューションをパートナーの方々に提供していきたいと考えてい ます。

目指すのは「地球上で最もお客様を大切にする企業」

――さまざまなサービスの提供を通じて目指していることは?

アマゾン ジャパン株式会社
ディレクター
セラーサービス事業本部 事業本部長
星 健一

 Amazonは「地球上で最もお客様を大切にする企業」を目指しています。そのために、モノを売ることではなく、「お客様の購買決定を助けること」こそがAmazonのビジネスの本質であると考えています。

そういった、お客様の目線から今何が求められているのかという点から見ると、「食品」や「ファッション」といった分野の品ぞろえをもっとマーケットプレイスに充実させたいと考えています。お客様がお買い物をするときに、Amazonにないという状況はつくりたくない。その意味で、今後も「品ぞろえ」は拡充していきたいと思っています。

また、世界にはいろいろな商品があります。海外で販売されているユニークな商品を日本のお客様に提供できるよう、Amazonのグローバルなプラットフォームを利用して、海外の販売事業者による日本のAmazon.co.jpへの出品もサポートしています。逆に、日本の販売事業者様による米国のAmazon.comへの出品をサポートするチームもありますので、積極的に海外にも進出してグローバルに成功していただきたいと思います。

――最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

 お客様のためにAmazonがやれることは、まだまだたくさんあると考えています。すでにEコマースをされている方にとっても、これから始められる方にとっても、Amazonは頼れるパートナーになれるよう今後も努力してまいります。販売事業者様には、ぜひAmazonのさまざまなサービスを存分に「使い倒して」いただきたいと思っています。