アマゾン ジャパン

EコマースのビジネスパートナーとしてのAmazonを考える

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Amazonが今、Eコマースサービスを拡充させている。「オンラインビジネスで、さらなる売り上げ向上を目指したい」「より迅速・丁寧で、お客様の信頼を得られる配送システムを構築したい」「物流管理・出荷・配送におけるマンパワーとコストを削減したい」……。そんな要望を抱いている販売事業者に対し、Amazonが提供するソリューションとは何か。アマゾン ジャパン セラーサービス事業本部長の星健一氏に聞いた。

Amazonの「圧倒的な集客力」をあなたも利用できる

――Amazonのビジネスの現状を教えてください。

 Amazonのビジネスには、Amazonが商品を仕入れて販売する直販事業と、私が責任者を務めるセラーサービス、いわゆる出品サービスと言われるAmazonマーケットプレイスのビジネスがあります。このマーケットプレイスでは、直販部門が培ってきたプラットフォームを販売事業者様に利用していただくことで、手数料をいただくコミッションビジネスを展開しています。

また、今4~6月四半期のグローバルでの商品販売数のうち約45%がマーケットプレイスで販売されたものとなっており、非常に大きなビジネスの牽引役となっています。Amazonではビジネスの基本設計として、「品ぞろえ」「利便性」「価格」を重視していますが、この3つの要素を販売事業者様がAmazonのプラットフォームを通じて活用していただくことで、多くの支持をいただいているのです。

――日本のEコマース企業がAmazonマーケットプレイスを利用して、どのようにビジネスを成長させることができるのでしょうか。

 Amazonの特徴としては、これまで販売事業者様がリーチできなかった客層に向けて販売できる、いわば「圧倒的な集客力」の獲得が大きなメリットとなっています。たとえば、オフライン店舗であれば、これまで一定の商圏内しかアクセスできなかったものが、Amazonに出品することで、日本全国、さらにはグローバルに商圏を広げることもできます。

未経験の方でも、Eコマースをすぐに始められるサービスが整っているのも魅力です。Amazonのサイトに行って、「Amazonで出店」のページから、簡単な登録をしていただければすぐに出品することができるのです。

しかも日頃からAmazonを利用されているお客様であれば、既存のアカウントを使って、すぐに出品を始めることもできます。出品アプリを使って、スマホからの出品も可能です。Amazonにすでにある商品であれば、カタログ情報をつくる必要さえありません。

オンラインビジネスのAtoZまでサポートする
「フルフィルメント by Amazon(FBA)」

――販売事業者は、こうしたサービスをどううまく利用すればいいのでしょうか。

 商品が売れてくると大変になるのが出荷作業です。とくに、少人数で商売をされている場合、売れ始めると、昼間に受注して、夜を徹して出荷作業をしなければならないというケースがよく見受けられます。これが販売事業者様にとって、大きな負担となっています。

Amazonはこのような負担を軽減できる物流代行サービスを提供しています。商品の保管・注文処理・出荷・配送からカスタマーサービスまでを提供することで、販売事業者様のオンラインビジネスの成長をAtoZまでサポートしています。それが、「フルフィルメント by Amazon」(FBA)なのです。

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