イランは米紙支局長釈放で憎しみに終止符を

核合意が成立した今こそが絶好の機会だ

イランは不当逮捕された支局長の釈放で暗黒時代にビリオドを(写真:Rawpixel / PIXTA)
サラ・ショールド氏はジャーナリストで劇作家であり、カリフォルニア大学バークレー校の客員教授。政治的な人質としてイラン政府に拘束された体験を記した著作も出版している。このコラムは同氏個人の見解による。

 

これまでの1年3カ月の間、ジェイソン・レザイアン氏とその家族に起きたすべてのことに共感を覚える。同氏も私もともにジャーナリストで、カリフォルニア州の隣接した地域の出身だ。

私は2009年、シェーン・バウアーとジョシュ・ファタルという2人の仲間とともにイランの西部国境に近い人目につかない場所をハイキングしていて逮捕された。休暇でシリアのダマスカスにある自宅から、その地を訪れていた時のことだ。

レザイアン氏は2014年7月22日に逮捕された。彼はイラン系米国人で、米紙ワシントン・ポストのテヘラン支局長としてイランで合法的に働いていた。彼は公的に示された証拠も何もないまま、スパイ活動の類の容疑であいまいに告発された。ついでながら私とその友人たちも、何の証拠もないまま、漠然としたスパイの罪に問われた。

不当逮捕から釈放までの「パターン」

友人たちや私は何の悪事も働かなかった。レザイアン氏も同様だ。それなのに、みな処罰された。イラン政府によって恣意的に独房に入れられ監禁された。期間は私自身が1年1カ月あまりで、レザイアン氏はこれまでのところ1年3カ月、そして私の友人たちは2年あまりだった。

そう。これらのケースには一定のパターンがある。単なる逮捕ではなく、不審な告発と露骨な不法監禁があり、その後にしばしば釈放されるというパターンだ。

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