「過去の知識」ほど、勉強に邪魔なものはない

「ないない尽くし」で受かる人は、何が違う?

昔の勉強を再開しようとしているあなた、要注意です(写真:kou / PIXTA)

学生時代だけでなく大人になっても勉強は続く。ただ、学生時代と違い、家庭や仕事を抱え多忙な社会人にとって、資格や英語などの勉強は大きな壁となって立ちはだかる。この連載では「2割の努力で8割の成果」をあげてきた鬼頭政人・資格スクエア代表が、悩めるビジネスパーソンからの勉強に関する相談に鋭く切り込み実践的なアドバイスをしていく。著者への勉強相談はこちらのフォームから!

鬼頭さんの著書『頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである』(KADOKAWA/中経出版)も発売中
【勉強相談】勉強を再開し、昔取り損ねた国家資格を取りたい
はじめまして。既婚、一児の母です。18年ほど前に大学の薬学部を卒業しましたが、当時国家試験には合格しておらず、これからもう一度受験に挑戦したいと考えております。
ただ、卒業から年月がかなり経っており、知識はゼロと同じです。こんな私が国家試験を受験しようとしたら、どこから、何から、始めたらいいのか、さっぱりわかりません。
合格するまでに数年かかるだろうとも思っていますが、モチベーションが維持できるかも不安です。
予備校に通うことも考えていますが、最初から通っても知識がないので、授業がさっぱりわからないでしょう。まずはどんなことから始めたらいいのか、ご教示願います。
(40代、女性、パート)

 

「ゼロから」のほうが、まだましです

まず何よりも先に、肝に銘じていただきたいことがあります。あなたの知識は「ゼロ」ではなく、「マイナス」です。18年ほど前に薬学部に通っていたご質問者様には、確かに少しは薬学の知識があるのでしょう。ですが間違いなく、その知識があなたの勉強の「邪魔」をします。

「あーこれやったことあるなぁ」「そういえばこれ、こんな感じだったような」……。ご質問者様が勉強を再開するやいなや、こんな感覚に襲われることでしょう。数年も大学に通えば、たとえ18年前に学習したことであっても頭の片隅にはこびりついています。

でも、それはしょせん18年前の知識。薬学は日進月歩、どんどん進化し続けるものです。ちょっと前には治らないと思われていた病気が治るようになったり、市場を席捲していた薬に副作用が見つかったり。そんなわけで、あなたにこびりついている化石のような知識は「邪魔」でしかありません。何も知らないところからのスタートのほうが、まだましです。

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