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加齢臭よりも嫌われる! 40代からの大問題 夏の終わりの油断が招く“死角”の正体とは?

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30~40代になって自分の体臭を心配する人は多い。長年、その原因は加齢臭にあると言われてきたが、実はそれは誤解であることがわかった。ニオイの黒幕は、加齢臭より強烈なニオイを発生する「ミドル脂臭」。一体どんなニオイで、有効な対策方法はあるのだろうか。

自分のニオイは気づかない
秋以降もニオイ対策を

現代の日本はニオイに対してより敏感になっている。25~49歳の働く男女へのリサーチ(図右)では、職場の身だしなみで”どうにかしてほしいこと”の1位は男女ともにニオイ(体臭)だった。特に男性は年齢を重ねるごとに自分の体臭が気になる傾向にある。自分のニオイが加齢臭だと陰で言われていやしないか、内心不安に思っている人は多いだろう。電車などで強烈なニオイを放っている男性に出会い、「自分はまだニオっていない。大丈夫」と胸をなでおろしてはいないだろうか? 実はそれは他人のニオイが強いのではなく、自分のニオイに気づかないだけだ。

東北大学大学院文学研究科 心理学研究室
准教授 坂井 信之

東北大学の坂井信之准教授によれば、「人間は同じニオイを長く嗅いでいると感覚神経の活動が低下してしまい、ニオイそのものに馴れてしまう」現象がある。これを馴化と言うが、普段、自分のニオイをあまり感じないのは馴化のためだ。つまり、強烈なニオイだなと思った他人より、自分のニオイのほうがより強い可能性がある。社内で部下や女性社員の近くを通ったとき、彼らの態度が微妙に変わったことがあるとしたら、黃信号だ。さらに、ニオイに関しては季節的な要因もある。意識的に清潔であろうとする夏より、涼しくなって少しぐらいの汗が気にならなくなる秋以降こそ、ニオイに注意すべき季節なのだ。

加齢臭は実はあまり不快ではなかった!?
不快なニオイの黒幕は「ミドル脂臭」かも

意外かも知れないが、加齢臭が男性の不快なニオイの原因というのは、誤解であることが25~54歳の働く男女を対象にしたマンダムの調査によりわかった。それによると、加齢臭とは枯草のようなニオイが特徴だが、不快感を示す事はあまりなく、むしろ許せるレベルのニオイでしかなかった。そうなると疑問に思うのは、あの不快なニオイの正体だ。加齢臭ではないとすると、あのニオイは一体何なのだろう。それは、「ミドル脂臭」と呼ばれるものかもしれない。

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