タカタ、2016年3月期予想を上方修正 

弁護士費用増などで純損益は維持

 8月6日、タカタは、2016年3月期通期と中間期の連結業績予想について、純損益以外を上方修正した。15年4―6月期の業績好調などを反映させた。都内で1月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 6日 ロイター] - タカタ<7312.T>は6日、2016年3月期通期と中間期の連結業績予想について、純損益以外を上方修正した。15年4―6月期の業績好調などを反映させた。

エアバッグ部品のリコール(回収・無償修理)問題で弁護士費用などが増えるため、純損益予想は期初から据え置いた。

今期のリコール関連費用は、もともと新たなリコール台数増加を織り込んでおらず、主に弁護士費用などとして通期で70億円を見込んでいたが、120億円に修正した。4―6月期は54億円となっており、計画よりかさんでいるため。

4―6月期の純損益は、30億円の黒字(前年同期は386億円の赤字)だった。前年同期に447億円を計上した製品保証引当金繰入額は、現時点では合理的に見積もることが困難として計上していない。中間では75億円の黒字(同352億円の赤字)、通期は200億円の黒字(前期は295億円の赤字)といずれも期初予想を維持する。

4―6月期の営業利益は前年同期比34.9%増の103億円だった。自動車需要の旺盛な米国や、中国、タイなどを含むアジアでの増益効果が寄与した。中間予想は200億円(従来は145億円)、通期予想は400億円(同340億円)にそれぞれ引き上げた。

4―6月期の売上高は同20.1%増の1813億円だった。欧米やアジアで増収となり、シートベルトやエアバッグなどの売り上げが伸びた。中間は3600億円、通期は7200億円といずれも従来見通しから200億円上乗せした。

同社製エアバッグはインフレ―ター(ガス発生装置)と呼ばれる部品に不具合があるため、作動時に金属片が飛散し、乗員がけがをする場合がある。このため2008年以降、完成車メーカー10社以上がリコールを実施。海外では死亡事故も発生しており、複数の訴訟にも発展している。

*内容を追加しました。

 

(白木真紀)

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