なぜ世界の大富豪にプログラマーが多いのか その思考法に「稼げる」秘訣がある
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米フォーブス誌が毎年発表している「世界長者番付」2015年版のトップ20人。数兆円規模の誰もがうらやむほどの資産を築いた「金持ちの中の金持ち」に、特定職業の出身者が集中していることをご存じだろうか。
マイクロソフトのビル・ゲイツ(約9.6兆円)、グーグルのセルゲイ・ブリン(約3.5兆円)とラリー・ペイジ(約3.5兆円)、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ(約4兆円)、アマゾンのジェフ・ベゾス(約4.1兆円)、オラクルのラリー・エリソン(約6.5兆円)の6人だ。
これら世界に冠たるIT企業の創業者に共通するのは、「プログラマー」出身者であるということである。
プログラマー出身者が多い理由
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世界の大富豪トップ20人のうち、ウォルマート一族のサミュエル・ロブソン・ウォルトンをはじめとする、いわゆる2世富豪は7人いる。つまり、一代で財を成した大富豪13人のうち、実に半数近い人物がプログラマー出身なのだ。
プログラミングから学べる思考法こそ、彼らのビジネススピードの原動力になっている。
プログラマーの世界には、ムダをそぎ落とすための数々の原則や仕組みがある。競争相手より少しでも効率的で、少しでも高速な処理を考え出す。プログラマーにとって重要なスキルである。
プログラマーが単に「最適化」または「オプティマイズ」と呼ぶ効率化の手法は、コンピュータの中の世界だけに適用される話でもない。
「この世で起きるあらゆる現象が最適化可能な問題である」とプログラマーは考える。最適化とは、ムダを省き、虚飾を排し、正しい結果を最速の時間で求めるための手法である。
普通の経営者は経営コンサルタントに莫大な報酬を払うが、プログラマーは経営コンサルタントを必要としない。現況の分析と戦略の立案はプログラマーの主な仕事であり、それを他人任せにするほど自分の判断力に自信がないプログラマーは、そもそも経営者などやらないからだ。
プログラマー出身者が経営をする会社は独特のルールを持っている。普通の経営者はルールに従うが、プログラマーはルールを創りだす。
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