都会のローカル線「南武線の支線」に新駅の狙い 小田栄駅、設置費用は川崎市とJR東日本が折半

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現地を訪れると、踏切を境にして浜川崎方面が西側、尻手方面が左側と、ホームが千鳥配置になっていることが目を引く。路面電車でよく見られるタイプだ。尻手駅以外の浜川崎支線の駅同様、無人駅で、簡易Suica改札機が用意されている。

JR小田栄駅
踏切を挟んで対角線に配置された小田栄駅(筆者撮影)
小田栄駅のホーム
小田栄駅のホームは千鳥配置になっている(筆者撮影)

ちなみに踏切は、南北2本ずつの道路が線路上で交差しており、信号はないので、初めて訪れたドライバーは戸惑うかもしれない。南側の踏切近くには臨港バスのバス停があるが、停留所名は「小田踏切」。「小田栄」バス停は市電通りにある。

平日の昼間の様子は?

平日の昼間に乗った限りでは、浜川崎支線の5駅の中では、飛び抜けて利用者が多かった。通勤通学時間帯は異なるかもしれないが、日中に関しては、集合住宅と商業施設の存在が大きいと感じた。

平日昼間の尻手行き電車
平日昼間の尻手行き電車(筆者撮影)
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