日本人が「英単語力」を強化する方法ベスト10 AIを駆使しながら気軽に楽しく覚えていく

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独自の教材が形になったら、次はいかにその内容を身に付けるかが大事だ。記憶の定着法である。

参考までに、AIに記憶定着法を聞いてみた。その一部が図4だ。私が今までの経験を基にお薦めするのは、「自分が好きなジャンルに置き換えること」だ。野球、アイドルなど何でもいい。気になる情報と結び付けて単語をインプットしてみよう。

例えばavailableという単語は、ビジネスやTOEICでも頻繁に登場する。あなたが野球好きなら、「availableを使った野球に関する英語の例文とその日本語訳を5つ/表組で」と指示してみよう。覚えたい単語を、興味のあるジャンルと組み合わせることで、能動的に学習できる。

繰り返しの学習で定着

単語学習は、「忘却と再学習」の繰り返しだ。一度に覚えようとせず、繰り返しの学習で定着させるのがコツ。好きこそ物の上手なれで、AIを駆使しながら、気軽に楽しく英単語を物にしたい。最新の英語・AI情報を入手したい方は、私の「最新AI英語ニュース」もぜひチェックしてほしい。

デイビッド・セイン 英会話教室「A to Z English」代表

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David Thayne

日本人に合う、日本人のための英語学習法を考え続けて約40年。これまで累計400万部の著作を刊行してきたベストセラー著者。現在も自ら英会話を教えている。出身はアメリカ。中学時代、いとこの同級生に日本人がいたことがきっかけで日本語を学び始め、アメリカの証券会社に勤務後に来日。「日米バイリンガル」として、日常会話からビジネス英語、TOEICに至るまで、幅広く教えている。NHKレギュラー出演、日経・朝日・毎日新聞での連載などメディア出演多数。著書に『爆笑!英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語』『10年ぶりの英語なのに話せた! あてはめて使うだけ英語の超万能フレーズ78』(以上アスコム)などがある。

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