宝塚歌劇団への「26の疑問」意外と知らない超基本 驚きのルール、音楽学校の仕組みetc
A「音楽学校を卒業し、歌劇団に入った新人たちは、初舞台でロケット(ラインダンス)を全員で披露します。その公演の後、各組に配属が決まるのですが、個人の希望は出せません」
A「恋愛についてはまったく規制がなく、本人たちの自由です。公演で東京に来ているジェンヌたちは、食事会、いわゆる“合コン”もしています(笑)。
そこで結婚相手を見つけたジェンヌも多いですね。ただ結婚は在団中にできません。退団してからになります」
各組の特色と、組の“顔”
A「研5(入団5年目)までは阪急電鉄の社員として、固定給が支払われます。金額は普通の会社員と同じくらいですね。手取りで15万~16万円くらい。
そして6年目からは劇団と直接、タレント契約を結びます。ここでジェンヌの番手などによって、額が変わってきます。額については公表されていませんが、トップスターで年俸1000万円以上になるといわれています。
一般的なジェンヌだと、平均で300万~500万円くらいといわれていますね」
A「各組には特色があり、よくいわれるのがダンスの花組、ミュージカルの月組、和物(日本物)の雪組、ダイナミックな星組、コーラス・アンサンブルの宙組、といったものです。
この5組のほかに、歌や踊りのエキスパートが集められた、専科というものがあります。こちらは各組の公演を“強化”するために派遣されます」
A「トップスターは各組に1人ずついる、いわば組の“顔”です。男役、娘役共にトップはいますが、トップスターというと男役のトップを指します。
新人公演で主演するなど条件はいろいろといわれますが、劇団からすれば、チケットを多くさばける生徒をいちばん推していると思います」