1000万円貯めた女性100人が「やめたこと」TOP3 本気で試したけど効果がなかったことは?

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いいんですよ、途中でやめて。私の周りで本当にお金を稼いでいる人は家計簿をつけていません。会計士や税理士などに資産の管理を外注している人もいます。ある程度、収入と支出のバランスがとれるようになったら、「自分でやってもたいして意味がない」ということなのです。

家計簿は途中でやめてもいいし、無理にやめる必要もない(写真:CORA/PIXTA)

もちろん、「家計簿をつけると節約の努力が見える化できて楽しい」「家計簿をつけないと、もはや不安」など、節約や貯蓄以外に目的が生まれた場合は、無理にやめる必要はありませんよ。

しかし、その労力を別のこと――例えばもっと前向きな資産運用――などに充てたほうが、お金が貯まる、というのは言うまでもありません。

神頼みや風水は「やったから貯まる」ものではない

●1000万円貯めた女子がやめたことリスト3位
「風水の金運アップ法(財布の色にこだわった、年に1回財布を替えたなど)」
女子の意見
・黄色の長財布を買ってみた。けど、特にお金が貯まっているとは思えない
・金運アップと評判の神社で「お金が貯まりますように」と祈願しにいって楽しかった
・「じゃあ、お金は貯まったの?」と聞かれたら、そうでもない

女子たちと話をしていると、みなさん、「お金が貯まる○○」が大好きです。実は私も神様は信じているほうで、月に1回は必ず神社にお参りにいきます。

しかし、覚えておいてほしいのは、神頼みや風水は「やったから貯まる」ものではない、ということです。多くの女子たちは、ここを勘違いしています。例えば、私が主宰している「富女子会」という「お金の教室」で、次のような話を聞くことがあります。

「永田先生、先週、新しい財布買いました! 見て見て、ジャーン、黄色の長財布。金運の上がる色、そしてお札を折らないで入れられる長財布! 小銭もレシートもいっぱい入ります! これは、便利だし、お金も貯まりますよね!」

こんな具合です。たしかに、風水でいえば黄色は金運アップ。お金持ちの人の中には、長財布を勧める人もいます。

黄色い長財布を買って、「よし、お金を貯めるぞ」と決意するのはいいでしょう。しかし、風水や神頼みだけをしていても、願いは叶いません。私の経験則からいえば、成功するために10のことをしなければいけないとしたら、そのうちの8割は自力でどうにかして、残り2割が神事(風水や神頼み)だと思います。

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