"SNS売れ"するコスメに学ぶヒットのメカニズム 「バズったのに売れない」商品にしないために

✎ 1 ✎ 2
拡大
縮小
SNSでコスメを紹介する動画を発信する女性
「バズコスメ」が売れる法則を分析すると、効果的なSNSマーケティングのヒントが見えてきます(写真:yosan / PIXTA)
InstagramやTikTokなどのSNSで話題になり、その後も継続して売れ続けているコスメ(化粧品)があります。総フォロワー数575万人超のSNS美容メディア「MimiTV」で事業責任者を務める中谷友里さんは、このような「バズコスメ」を徹底的に分析。「SNS売れ」の仕組みを明らかにしています。
中谷さんの著書『バズコスメ300点を徹底分析してわかった 美容×SNSマーケティング 「売れ」の法則』から「バズコスメ」とは何かを紹介し、どのようにトレンドが変遷してきたかを振り返ります。

そもそも「バズコスメ」とは?

SNSを見る人、発信する人が増えたことで、今や「バズる」という言葉は当たり前のように使われています。

そもそも「バズ(buzz)」とは、うわさ話やざわめきを意味する言葉です。それを動詞化したのが「バズる」という言葉で、「SNSを含むインターネット上で話題となり、多数の人から注目を集めている状態」を指します。

日々たくさんの新商品が生まれている中で、商品に関する1つの投稿が〇万リポスト(リツイート)されるなどして拡散されることは珍しくありません。しかし、そこで「〇万リポストされたから、すぐ売上につながるはず」「バズコスメだ!」ということになるのでしょうか。

「バズったのに売れない」、そんなケースが後を絶たない現在、「SNS売れ」の裏にどのような仕掛けや仕組み、あるいは法則があるのか、少し立ち止まって考えるべきではないでしょうか。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT