お金のプロが力説「FX、初心者は手出し厳禁」の根拠 不動産の実物に投資するのも気をつけるべき

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(3)金利差を利用した「スワップポイント」がある

「スワップ」とは交換の意味です。「スワップポイント」とは、2国間の金利差から得られる利益のことです。

FXでは、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うと、保有している間は、金利差分の利益を得られます。ただし、買った通貨よりも、売った通貨のほうが、金利が高い場合は、金利差を支払うことになります。

出所:『「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』

FXは、当たれば大儲けできますが、失敗するとすぐに大損をしてしまいます。そのため投資を深く理解しないうちは、やらないほうがいい、ということです。ただし、こうしたリスクを理解したうえで、それでも始める場合は、証拠金を多く入れて、外貨を少しだけ買う「低レバレッジ戦略」から始めることがすすめられていました。

投資の初心者はFXには手を出さない。始めるのであれば、FXについてはもちろん、国際情勢や国際経済、日本経済をよく勉強する。そして、低いレバレッジからスタートするのがいいでしょう。

不動産投資には肯定的なマネー本が多い

「不動産投資は損をするだけ」「投資初心者は不動産投資に手を出すべきではない」といった意見がある一方、その約4倍の冊数のマネー本が、不動産投資に肯定的でした。

「私の資産の基盤は不動産だ。不動産は安定していて値動きがゆっくりなので気に入っている。資産の基盤はしっかりしたものにしておきたい。それに、不動産はそこからのキャッシュフローもけっこう安定しているし、うまく管理すれば価値が上がるチャンスもある」(ロバート・キヨサキ『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』/筑摩書房)

不動産投資は2つに大別できます。

●REIT(不動産投資信託)に投資する方法

●不動産そのもの(実物)を買う方法

さっそく説明していきます。

次ページ不動産投資には2つある
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