ダラダラする夏休みが激変!「子ども手帳」の威力 "親のイライラMAX"そんなが見違える

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そもそも、子どもたちはなぜゲームにハマるのでしょうか。さまざまな要因があると思いますが、「自分の成長や進歩が見える化」されていることが要因の一つだと考えます。ゲームは、自分の成長が数字やレベルで表示され、やればやるほど自分が高まっている実感が得られます。ゲームオーバーになっても、またやりたいと言うなんて、勉強では考えられないことです。

さて、ここからが本題です。スケジュール管理そのものをゲーム化させるとは次のようなことです。

あらゆるタスクをポイント化し、成長を「見える化」

「1冊の手帳を用意し、あらゆるタスクをポイント化し、成長していることを数字で『見える化』する」

これで子どもたちは前向きに行動する可能性がぐっと上がります。それでは詳しく説明していきます。

(1)子どもにやるかどうかの確認を取る

子どもに「手帳を使ってポイントがたまる楽しい方法があるけど、どうする?これで夏休みのやるべきことも、できるようになるらしいよ」と伝えます。そこで子どもがやりたいと言ったら、手帳を用意します。または学校で渡された計画表が使えればそれを使っても構いません。決して親の一方的な考えで子どもの許可なく進めないことがコツです。

(2)1週間だけスケジュールを決める

はじめは1週間だけお試し期間を設定します。そして1週間経ったら、更新するかどうか子どもの意向を聞き、進めるかやめるかを決めます。夏休みの場合は、最終的に夏休み終了とともに終わりにします。終わりを設定しないとマンネリ化し、ダラダラ感が出てくるためです。

(3)タスクの書き込みとポイント設定

いよいよ書き込み作業です。ここが一番大切な段階です。

主に親が気になるのは、生活習慣と学習(宿題・課題)だと思いますので、次の項目を“子どもと話をしながら、同意のうえで”、いつやるかを決めると同時に、それぞれのタスクにポイントを設定してください(以下のポイントは一例ですので、点数は各家庭で決めてください。また、子どもがやりたくないと言った項目は設定しません)。

次ページ同じ夏休みを過ごすなら、親子ともに楽しく!
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