「趣味が全然ない人」「ある人」"健康"驚きの差 趣味の有無で「ここまで」差がつく!研究データ

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東京医科歯科大学などの調査では、「多趣味の高齢者ほど、死亡リスクが低くなる」という結果が出ています。

趣味の数と死亡リスクとの関係を示したグラフ。趣味が多いほど死亡リスクは低くなることが、グラフから読み取れる(図『「100年心臓」のつくり方』より)

「心臓の健康」のためにも、ぜひ趣味をもちたいものです。そのために私が実践している「趣味を楽しむ3つのコツ」は次のとおりです。

趣味のために健康を損なっては本末転倒

【趣味を楽しむコツ1】「うまくやろう」とせず「楽しんでやる」

私が趣味で楽しんでいる、休日のゴルフ。

ゴルフを一緒に回る人たちに対して 「いいところを見せよう」「みんなに負けたくない」という気持ちが働くと、緊張したりドキドキしたりして心拍数が上がります

実際、ゴルフ場で心筋梗塞を起こす人は少なくないのです。

私もゴルフで空振りしたり、ゴロを転がしてしまったりして、顔が赤くなるほど恥ずかしい思いをしたこともありますが、「人は自分のことなど見ていない」と思ったら、気がラクになりました。

プロゴルファーの石川遼さんが打っているのならみんな注目するでしょうが、私が打っても誰も見てやしない。ましてやいいショットなんて誰も期待していないわけです。かっこ悪くてもいいのです。

むしろ「空振りとかチョロとか、面白いショットをしてくれたほうが笑えるぞ」ぐらいの気持ちで見ているはずです。

そもそも「ゴルフは何のために始めたのか」を考えてみてください。趣味の一環として、楽しむために始めたことではないでしょうか。

趣味のゴルフで心拍数を上げて「心臓の健康」を損なっては元も子もありません

かっこよくやる必要はまるでないのです。ほかの趣味やスポーツでも同じです。「結果が悪くたって気にせず、楽しむこと」が第一です。

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