トヨタが4月18日から全工場での生産再開を決定、全車種が対象【震災関連速報】

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トヨタが4月18日から全工場での生産再開を決定、全車種が対象【震災関連速報】

トヨタ自動車の豊田章男社長(=写真=)は8日午後、名古屋市内で記者団に対し、18日から国内の全工場を再稼働させる方針を明らかにした。全車種が対象だが、部品供給がまだ万全でないため、稼動は通常の5割程度にとどまる見通し。トヨタでは東日本大震災の影響で、500種類の部品が不足していると説明してきたが、その数は現状で150種類まで減少したという。

トヨタは大震災発生直後の3月14日から国内の全工場で完成車組み立てを休止していた。3月28日からは愛知県の堤工場、系列車体メーカーのトヨタ自動車九州で3車種の生産を再開。また4月11日からは系列車体メーカーのセントラル自動車相模原工場で、2車種の生産再開を決めていた。

大型連休をはさんで4月28日から5月9日までは工場を休止する。5月10日以降の車両生産については、部品メーカーなどの状況を確認したうえで決める方針だ。

西村 豪太 東洋経済 コラムニスト

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にしむら ごうた / Gota Nishimura

1992年に東洋経済新報社入社。2016年10月から2018年末まで、また2020年10月から2022年3月の二度にわたり『週刊東洋経済』編集長。現在は同社コラムニスト。2004年から2005年まで北京で中国社会科学院日本研究所客員研究員。著書に『米中経済戦争』(東洋経済新報社)。

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