医療鎖国 なぜ日本ではがん新薬が使えないのか 中田敏博著

拡大
縮小
医療鎖国 なぜ日本ではがん新薬が使えないのか 中田敏博著

米国に渡り、医療分野のベンチャーキャピタリストとして活動する著者は、海の向こうから見ると、日本は最先端医療技術を受け入れない「鎖国」状態であり、医療の質や仕組みはさまざまな面で世界標準から懸け離れている、と指摘する。

世界で売り上げ上位のバイオ医薬品の認可や、新しい医療技術の国内使用、保険適用などは先進国中で最も遅いことがしばしば。その原因は、医療を内側から牛耳っている既得権益者、保守的で窮屈な規制環境、それを打開できない政治にあるという。

少子高齢化と財政危機にある今の日本で、いかにして医療の質を向上させ、「医療開国」するかを、経済的な側面から考察する。

文春新書 809円

  

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT